ウルペンのドリームピラミッド
THE UNIVERSAL FOMULA FOR SUCCESS
成功のための万人の法則
2.金庫の鍵(その3)
鍵その2:偉大なビジネス・プランを
研究し作成すること
ビジネス・プランは、
収益性を上げるためのレシピだ。
どれだけお金が儲かるだろうかなどと
胸算用なんかは全くしなくても、結果として
資金を集めて自分のビジネスを始めているうちに
必然的に出会う問題を研究し書き出すことで
自分と投資家の両方のために
否が応でもその問題に取り組まざるを得なくなる。
ここで料理のレシピについて考えて欲しい。
あなたが作っているのはアップルパイだとする。
材料としては、一般的に
小麦粉、砂糖、リンゴとシナモンなどだ。
パイの大きさが4分の1インチだろうと、
マンホール・カバーの大きさだろうと、
あるいはアストロドームくらいの大きさだろうと、
使われる材料は全く同じだし、材料の比率も変わらない。
違うのは、
各材料の個別数量と合計数量だけということになる。
あなたがアップルパイを作っている最中に、
戸棚を見たところ砂糖が切れていたからといって、
代わりに「パプリカ」を使うことは出来ない。
カップ2杯のパプリカは、カップ2杯の砂糖と
同じ結果を生むことはない。
フォーミュラ(手法)はフォーミュラ(手法)なのであり、
それを変えると結果は惨憺(さんたん)たるものとなる。
1990年代後期のドット・コム・ブームを
覚えているだろうか?
資金繰りに行き詰まった多くの企業の例から、
彼らのレシピには正しい成分が含まれていなかったことが
明らかになった。
彼らのレシピでは、
どのように電話に応答しない他の国の中現実的なビジネス・モデルが生まれることがなかった。
ユーザーの数だけが重要だというコンセプト、
「first mover(市場初参入者)」であることの重要視、
収益性(と、多くの例が示すように
収益の可能性も)の完全な無視、
かつては「バット」に当てて、
ホームランをかっとばしていたように見える、
他の起業家の群の後を追いかける傾向、
これら全ては、悪名高い「ドット・ボム(ドット爆弾)」時代の
不完全な成分の一例だ。
群を追いかけるということが何故問題なのかは、
その結果何が残るかに現れている。
それは、あなたがビジネスを始めたり、
ビジネスを構築する方法ではない。
実際には、かなり特別なビジネス・アイデア、
ニーズとゴールから有機的に発展する、
堅牢で現実的な計画を必要とするからだ。
ここで紹介される「鍵」は
あらゆるビジネスに共通のものだが、
適用するには、あなたとあなたのビジネスに
完全に依存するものでなければならない。
続く章では、
目的を達成するためには何が必要なのか
あなたが知りたがっていることを教えるので、
あなたが投資家の「核ボタン」を押すような
事業計画を巧みに作る方法を学習することになるだろう。
(つづく)
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キース・J・カニンガムが実体験から会得した
成功するためのノウハウが「六つの鍵」なのだ。
その二番目の「鍵」が
「偉大なビジネス・プランを研究し作成すること」だ。
創業規模の大小や必要資金の大小には関係ない。
アップル・パイの例えのように、
重要なことは、規模の大小で代わってくることはない。
その起業計画は、
どこかの誰かが成功したアイデアの
どのようにゴールドスミスへ単なる「焼き直し」であってはならない。
例えどんなに簡単なアイデアであっても
そこに「オリジナル」性が求められる。
そうでないと、例え創業後しばらくは儲かっても
やがてあなたと同じような考えで
あなた以上に資金を有するどこかの誰かが
さっさとあなたを追い越して行くからだ。
万が一、あなたに資金がなくても
素晴らしいビジネス・プランがあれば
「投資家」を説得し、彼らに必要な資金を
出させることは可能なのだ。
(あるいは、大企業で二番目の市場シェアを
持っている会社にアイデアを高く売ることも可能だ。
彼らは、常にトップの企業を意識しているからだ。)
ゆえに、資金以上に重要なことは
綿密な「ビジネス・プラン」なのだ。
(創業時のビジネス・アイデア「A]が、
将来「B]に代わる場合もあるだろうが、
その必要性やタイミングを的確に判断できるのは
やはり最初に綿密な計画があってのこと)
次回は、三番目の「鍵」、
「自分より切れるチームを組織すること」
について紹介する。
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世界的なベストセラー、『金持ち父さん貧乏父さん』を
読まれた方は多いだろう。
この本で、著者のロバート・キヨサキは、
自分の父親を「貧乏父さん」とし、友人の父親を「金持ち父さん」
として、その「金持ち父さん」から学んだ、
お金持ちになるための秘訣を紹介している。
自分の父親のように勤勉でまじめに働いていても
金持ちにはなれない。
金持ちは、お金にお金を儲けさせている(これを投資という)のだ。
どのくらいのフィリピンしかし、実際のところ、彼の父親は
ハワイでの立派な教育者であり、表彰も数多くされ、
地域での教育や社会活動にも多大な貢献をし、
しかも決して貧乏ではなかった。
では、この『金持ち父さん貧乏父さん』は全くの
でっち上げの話かというとそうでもない。
モデルがいたのである。
それが、Keith J. Cunningham(キース・J・カニンガム)だ。
彼の成功と失敗と、そして再度の成功こそが
「貧乏父さん」であり、「金持ち父さん」でもあったのだ。
キース・J・カニンガムが、ケーブル・テレビ事業で成功した後
不動産事業で独立し、当初は成功するも
やがて失敗し、資産は全部差し押さえられて、
残された車で寝起きする日々もあったという。
やがて、アンソニー・ロビンズのセミナーを聞いてから
勇気を得て、考え方と行動を変えたことで
大成功したのだが、その頃にロバート・キヨサキは
自分が開発したボードゲーム(「人生ゲーム」の改良版)を
販売するための実演販売セミナーを主催していた。
それに参加したカニンガムが、セミナー終了後に
キヨサキの楽屋を訪ねて自分の成功と失敗の体験を話したところ、
ロバート・キヨサキから「一緒にセミナーをやろう!」と誘われ
しばらく全米各地でのセミナー講演を
二人一緒に行っていたのだ。
やがて、ロバート・キヨサキは、
キース・J・カニンガムに、「君の体験をモデルに
ビジネス本を書きたいんだが、いいだろうか?」と
了解を求めてきた。
カニンガムは快く承諾したが、
ロバート・キヨサキの書いた本、『金持ち父さん貧乏父さん』
のどこにもカニンガムがモデルだとは紹介されてはいなかった。
それだけでなく、本を書くきっかけにもなったカニンガムに
感謝の言葉すら書かれていなかったのだ。
このことがあってから、二人の仲は気まずくなり、
それ以降、一緒にセミナーをすることはなくなった。
キース・J・カニンガムはその後、
単独でセミナーをするようになり、2006年になって
ようやく自分の経験から学んだ成功ノウハウ本を出すことにした。
それが、"THE KEYS TO THE VAULT"という本だ。
残念ながら、日本のAmazon.co.jpでは購入することは出来ない。
もちろん、日本語訳も出版されてはいない。
(アメリカのAmazon.comでは、現在29.95ドルで購入可能)
これから先も正式な日本語訳は出版されないと思われる。
そこで、ロバート・キヨサキが言うところの「金持ち父さん」の
本当の教えを今後少しずつ紹介していく予定だ。
by ウルフペンギン
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