その一つが、過払い料金返還です。

皆さん、ご存じですか？
どういうことか？

手紙、葉書などを出すときに、切手を貼ります。
50円、80円とか。
定形外などになると、これより多くなります。

貼った切手が料金より少ないときは、
差額を、受取人が支払わなくてはいけませんね。

知り合いから来た郵便の料金が足らなくて、
お金を支払った経験がある方も多いのでは？

では反対に、切手を貼りすぎていたらどうなるのか？

皆さん、ご存じですか？

郵便料金を支払った人に、差額を返してくれるんですね。

なんでこれを知ったか？

自分あてに、返送してもらう封筒にはる切手の料金について、
相談していて、局員の人から教えてもらいました。

この規定が2012年2月29日に変更になったばかりだとか。

局では教えてもらっていないのですが、
帰ってきて新聞、ネットにその訳が書かれていました。

改訂した理由は、この返還請求を悪用した事例が多くなったから。

わずか80円しか必要ない郵便に、
例えばそこら中に切手を1万円分はって出す。
これまでの規定だと、差額の9920円が返ってくるんですね。

なんのためにこんなことをするのか？

切手を1万円分はって、用もないのに、自分あてに、80円で出して、
差額をもらっても、手間、封筒代、また80円も
損するだけだろうに……。

そう思ったアナタは、甘い！

今時、切手は、金券ショップなどで額面以下で買える訳です。
まとめ買いすると90％なんてところもあるよう。

たとえば94％で買えるとしましょうか。
1万円分の切手が9400円で手に入ることになります。

1万円分の切手を貼ってだした手紙。
過払い請求すると、手紙の切手代80円がひかれて、
手元には、9920円かえってくる。

封筒代を1通まあ20円としても、
9920－9400－20＝500円。

１回、出すだけで500円、利益が出ることになります。

これはたまらんという訳で、
現在は、1000円以上の差額（返金）の場合は、
現金でなく、切手・郵便葉書のみで返すとなった訳です。

《過払料金の返還条件の変更 》2012年2月28日。

うーん、こういうサービスの穴を見つける人っているんですね。

手元に古い切手がたくさんあり、死蔵されているのですが、
今でも、この制度を使えば、少額ずつなら、現金化できますね。
手間はかかりますが。